■ はじめに
ピラティスに親しまれていたり、興味があるという方だと「リフォーマー」というマシンを見たことがあったり聞いたことがあるかと思います。
器具を使用し行うピラティス「マシンピラティス」で用いられる器具の中の一つにこの「リフォーマー」がありますが、果たしてこのリフォーマーにはどんな特徴があり、どんな効果が期待できるのでしょうか。
今回は、そんな気になる「リフォーマーピラティス」についてご紹介していきます!
■ 「リフォーマー」の由来
まずこの「リフォーマー」というネーミングはどういったものなのでしょうか?
これはReform、つまり修正や矯正を意味していて、ここでのReformとは「身体の矯正」を意味しています。
元々はピラティスの創始者ジョセフ・ピラティス氏の発案で製作されたマシンで、負傷兵のリハビリ用に稼働したのが最初であると言われています。
■ リフォーマーってどんなマシン?
リフォーマーはマシンピラティスの中でも最もメジャーなもので、見た目はベッドのような形です。
フレーム上に「キャリッジ」という可動式の台があり、その上に座位・立位の状態でピラティスを行います。
キャリッジには「スプリング」というバネがついており、かけたい負荷やエクササイズ内容によって、色分けされた強度のちがうバネを付け替えてピラティスを行います。
さらに、取り付けられた「ストラップ」や「フットバー」が動きのサポートの役割を担っており、負荷の軽減や多彩なポージングの助けになります。
■ リフォーマーピラティスの特徴と効果
リフォーマーピラティスの特徴として、先述の通りマシンに取り付けられたスプリングなどの調整によって負荷の調整が可能という部分にあります。
これにより、筋力が少なかったり特定の部位に故障を抱えているという方、それぞれの悩みや身体の状態に合わせて細かくマシンをセッティングできるという強みがあります。
もちろんトレーニング経験が高まってきたら、負荷を強めてより本格的なトレーニングに移行することもできるので、初心者から上級者までマシン1台で多彩なエクササイズが可能です。
期待できる効果としては、主に下記3つが挙げられます。
(1)体幹の強化
リフォーマーを用いたピラティスはさまざまな部位の筋力UPと全身運動を兼ねており、インナーマッスルから普段稼働させないような筋肉までバランスよく鍛えられる効果が期待されます。
そのため、継続的に行うことで体幹の強化につながります。
(2)全身の柔軟性向上
リフォーマーはさまざまなポーズや動きに対応でき、可動域も広い特徴があるため、全身の柔軟性の向上に大きく寄与します。
「屈伸」や「ひねり」など日常の動作1つ1つにおいて軽快感が増し、以前よりも思うままに動けることでストレスも軽減され、最も効果を実感できます。
(3)姿勢や故障部位の改善
リフォーマーはその多彩さゆえに、故障部位や悩みに対してダイレクトにアプローチすることができます。
元々がリハビリ目的の器具だったこともあり、例えば「腰痛改善」「肩こり改善」などに特化したエクササイズにも転用可能なのです。
また、(1)(2)で触れたように体幹強化や柔軟性向上といった効果から、猫背などの姿勢改善も期待できます。
■ 最後に
ここまで触れたように、リフォーマーピラティスならではの特徴や効果があることがお分かりいただけたかと思います。
こうしたマシンの導入はどうしても高価になりがちで、個人レベルだと導入ハードルが高いものの、すでに導入している環境ではリーズナブルにエクササイズ体験やレッスン受講が可能です。
興味を持たれた方は、ぜひ体験レッスンの受講をご検討ください!